さよなら愛しい幻
daloalro4567
歌詞
午前二時、冷めたコーヒーと既読のつかない画面を見つめている
雨音はノイズ、君の嘘を優しく隠すように窓を叩いている
「ごめんね」だけで片付けないでよ
物語を巻き戻せないフィルムみたいに
焼き付いた君の笑顔が痛いよ
さよなら、愛しいゴースト
声が枯れるまで君の名前を呼んでも
この街のネオンに吸い込まれて消えるだけ
行かないで、まだここにいて
君の残像を抱きしめながら溺れていく
部屋に残る甘いリリーの香り
ふざけて買ったお揃いのマグカップ
すべてを捨てられないまま
時計の針だけが無情に進んでいく
もしもあの夜、泣いていたら
明日は変わっていたのかな
滲んだ視界、リフレインする
最後のキスの冷たさ
さよなら、愛しいゴースト
誰よりも近くで息をしていたのに
どうして二人は他人に戻るの？
愛してた、ただそれだけが
喉の奥で棘となって刺さったまま
雨がいつか止むなんて、誰かの戯言
僕の空はずっと灰色のまま
会いたい、会えない、会いたい…
ありがとう、愛しい人よ
涙が枯れ果て朝が来るなら
せめて夢の中で もう一度笑って
リリーの花が枯れるまでは
君を好きなままにさせて
残像とリリー… さよなら…
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